午前は以前右上にインプラント4本埋入した患者様の2次手術を行いました。
今回のケースはインプラントを植えるにあたり十分な骨がないため
インプラント埋入と同時に骨造成をし2回法にて処置しました。
1回法では、手術は1回のみ行い、顎の骨の中にインプラント体を埋め込み、
同時にアバットメント(土台)あるいは治癒用の仮のアバットメントをインプラント体に
取り付けてしまう方法です。
アバットメントは歯肉の外に出た状態にするため、再度歯肉を切開する手術は必要がなく、
患者様への体の負担を小さくすることができます。
但し、骨造成を併用する場合、二回法より感染のリスクが高いことが欠点として
あげられます。
2回法は、手術が2回必要となってしまいますが、ほとんどすべてのケースで適用されます。
顎の骨の中にインプラント体を埋め込み、歯肉を閉じてしっかりと治癒期間を待つため、
感染の可能性が低いとされています。多くの場合、骨造成の治療を行う場合には
2回法を選択します。
ちなみにこの方は左上のインプラント2本植えた時も、ソケットリフトを併用したため
2回法にて行いました。
1回法か2回法にするかに関しては患者様のお口の状態によって判断しています。
今回骨造成した部分の経過は良好でした。
早く歯が入るといいですね。