歯周病と動脈硬化性疾患の関係について

スタッフブログ

2018.03.27

こんにちは。受付の岡村です。

今日は、歯周病と動脈硬化性疾患の関係についてお話します。

みなさん動脈硬化性疾患は、ご存知ですか?

動脈硬化性疾患とは、動脈の血管壁が硬くなり、弾力がなくなるとともに、

血管の内壁にプラークととばれるコブ状の沈着物が蓄積して血管の内腔が狭くなることをいいます。

歯周炎の患者様は、健康な人に比べて1.59倍冠動脈疾患になりやすいという結果があります。

また、全身的には健康でも歯周炎に羅っているという日本人の4分の1で、

血液中の心筋梗塞の発症リスクマーカーが上昇しており、これは、歯周治療によって改善することがわかっています。

動脈硬化は血管壁の炎症です。

全身の炎症の原因となる歯周病は、もちろん血管の炎症も引き起こします。

そのメカニズムとしては、歯周病原細菌の菌体が血流に入り、直接血管壁に作用して障害を及ぼします。

歯周病原細菌が人体の組織や細胞の構成成分と似ている分子をもつために、

歯周病原細菌に対するのと同じ免疫応答が自己の組織である血管に対して起きてしまった結果

血管の炎症、動脈硬化を生じます。

また、人は一日に1~1.5Lno唾液を飲み込んでいるので、歯周病にかかっている、あるいは口腔内の状態が

悪いとたくさんの病的口腔細菌を飲み込むことになります。

少しでも、口腔内で気になることがある方はまず、クリーニングから行ってみてはいかがですか?

その時は是非当院にいらして下さい!