唾液について

スタッフブログ

2017.06.27

こんにちは。スタッフの和田です。

今回は唾液についてお話いたします。

お口のにおいを発生させる細菌が増殖したり、活動を活発にする条件は、唾液の中に含まれる酸素の量が関係しています。

細菌には、口臭を起こす菌と起こさない菌があり、においにかかわる菌は、酸素が苦手で、酸素が減れば減るほど活発に活動するという特徴があります。

酸素が減る状態とは、お口の中が乾燥したときを言います。お口が渇いて、唾液があまり出ず、お口の中がネバネバしてきたときがまさに酸欠状態で、この際ににおいの元となる菌が活発に働いて、口臭のにおいの物質を作ります。この物質は、口臭ガスとなって唾液に溶けて、じきに強い口臭が発生するようになります。この状態をドライマウスと言います。

お口の中が常に唾液で満たされていれば、自然にお口の中は浄化され、においは気になりません。なぜなら、分泌された直後のサラサラの唾液は、酸素がたっぷりと含まれているからです。赤ちゃんの口のにおいがしないのは、常にお口の中がよだれ(唾液)でいっぱいだからです。

唾液は、楽しい気分でリラックスしているときに出てきます。逆に不安な状況や緊張していると唾液の量が減ってしまい、においを作り出します。つまり、口が渇けば渇くほどに、お口は臭くなってくるのです。

また、 ドライマウスが重度の場合、歯周病菌や虫歯菌が大量に増えるので、多くの虫歯が出来たり、歯槽膿漏、歯周病で歯がグラグラしてきて、抜けてしまったりするリスクが大幅に増えてきます。

普段あまり気にならないかもしれませんが、唾液はお口の中の健康のためにとても重要な役割があるのです(^^♪