麻酔のお話

スタッフブログ

2015.07.27

こんにちは。受付のw.kです。今回は麻酔のお話をしたいと思います。

歯科は痛いし怖い。これは少なからず患者さんが昔から歯科に対して持っているイメージでしょう。

でも今の歯科では、ちょこっと歯茎にぬる麻酔から、痛みの少ないハイテク注射器、緊張の和らぐ笑気吸入鎮静法、そしてぐっすり眠って治療をうける全身麻酔まで、こころとからだのストレスを減らすさまざまな麻酔法が大活躍しています。

当院ではまず、表面麻酔という塗るタイプの麻酔を塗って、その後に浸潤麻酔という注射タイプの麻酔を行っております。最初に表面麻酔を塗ることにより、注射を刺すときのチクッとした痛みを抑えることができます。このチクッとした痛みが苦手な方多いのではないでしょうか。

痛みを抑える麻酔ですが、炎症がひどく、痛みが強くなってしまいますと、麻酔がなかなか効きません。炎症が大きいほど酸性にかたむくので、麻酔はアルカリ性ですので、中和してしまい、効きづらくなってしまうのです。

たとえば親知らずが痛い、数年放置した虫歯のある歯が痛い。となって、当日歯科医院に駆け込んでも、麻酔が効かなくて、炎症がおさまるまで経過をみるという形しかとれない場合もあります。

いたみのない無痛治療を行うには麻酔がしっかり効くというのが大前提です。患者さまのこころとからだのストレスを少しでも軽減できるように、気になる場所がありましたら、痛みが強くなる前に、早めに診察を受けることをお勧めいたします。